いい満のロケットストーブ生活

~今だからこそ石油危機に備える~

いい満の呼び方について質問を受けました、読み方は「いいまん」です~

 

このページの容量を超えてしまったので、最新のロケットストーブ情報は第2期へ新たに記述する事にしました。

第2期へはコチラからどうぞ

ベルヌーイの定理と2次燃焼 2011年8月1日

今まで幾度となく燃焼テストをしてきて感じている事は、構造的にヒートライザー内で酸欠に近い状態が起こっているのではないかと言う事だ。

燃焼室で燃えた燃料は、まだ煤を多量に含んでおり、ヒートライザー内での完全燃焼は正直なところしていない状態である。

まだヒートライザーをダウナーで覆っていないので、相乗効果の検証もできていない現段階でこのような事を考えるのは尚早かもしれない。

木質ガスが煙状となってヒートライザー出口に見える事はあまり無いが、内部には通常の燃やし方をしている現段階では煤が内部に付着している。

 

今しがた思いついたのだが、ヒートライザー下部に穴を開けて、その周りにもう一重に筒を設け外側の筒の上部は密閉、中に外気と通じる通気道を接続、そしてその外側に断熱剤を入れる筒を設けると言う構造。

 

ベルヌーイの定理と言うものがある。

ロケットストーブに当てはめて簡単に言うと、ヒートライザー内で気体の流速が高まると、その周辺では圧力が下がると言う事らしい。

圧力が下がった部分に穴を開けて空気をあてがうと勝手に吸い込んでいってくれると言う事。

 

ヒートライザー下部にこのような仕組みを設けると、一番温度の高くなりやすいところで2次吸気を与える事ができる。

木質ガスの引火点は約260度程度なので、ヒートライザー直下に熾きをためて熱量を集中させると充分引火させる事が可能だ。

引火温度で酸欠状態の木質ガスに空気を与えると燃焼熱はさらに高まり、一酸化炭素の発火点600度程度まで到達させる事ができれば完全燃焼といえることができるはず。

この2次燃焼の熱をヒートライザーを覆う断熱材で保温して高温を保つ事ができるとすれば、下部の燃焼室は木質ガス発生装置としてだけ考えればよくなる。

燃焼初期のヒートライザー内を500度に到達する間だけ最大火力でヒートライザーを暖めさえすれば、後は燻るような燃焼でもヒートライザー単体で熱を発生させて燃焼させることはできないだろうか?

推定温度1000度 2011年7月19日

かなり前の出来事であるが、6月の三土市終了後に流しそうめんをしたときの事。

そうめんをゆでる際に、新構造のロケットストーブ心臓部で羽釜に湯を沸かした。

 

麺を茹でる際にはかなりの熱量が必要で、そうめんを投入した後、最短時間で再沸騰させなくてはならない。

当然全開燃焼をさせる事となったのだが、このときの体験はすばらしい実験だった。

新構造のロケットストーブは、前にも書いたがフィードチューブと呼ぶ縦の筒が無く、バーントンネルの延長のような燃焼室となっており、そこからヒートライザーを立ち上げている。

燃焼はヒートライザー下から起こし、ヒートライザーから遠ざかる方向に進む。

ヒートライザーからの距離に反比例して、燃焼は弱くなる。

ヒートライザー下でかなりの熱量で燃焼することがわかった。

 

そうめんの茹で時間は約1時間ほどだったが、その間ほとんどヒートライザー直下に燃焼ポイントが来るように燃焼させたところ、驚くべき火力を得る事ができた。

 

そうめん大会が終わった時点ではレンガがあまりの高温で会場から回収できなかったため、次の日に回収に行ってレンガロケットストーブを解体しようとしてヒートライザーを見ると、ヒートライザー上端までまったく煤が付着していなかった。

これはヒートライザー内部表面が500度以上に達していた事を物語っている。

レンガを積み上げただけで断熱していないにもかかわらず、この温度にまで達していた事は驚きだった。

さらに、解体していて驚いた事は、ヒートライザー直下の焔道のレンガは灰が溶融してレンガに付着し、薄い釉薬のようになりつつある状態であった。

下の写真のレンガがその部分にあたる位置にあったものだ。

煤が見えるが、これは前の燃焼実験時についたものが、組み合わせの関係で残ったものだ。

肌色に近いレンガが灰色になっている。

光沢が出るまでにはなっていないものの、灰が解けて付着している。

これは、自然吸気の燃焼で表面温度が1000度に達していたであろうことを物語っている。

燃えカスの灰の中にはビードロ状に固まった物も存在していた。

付っきりで燃料を供給していての結果ではあるが、ここまで燃焼熱は上がることを経験し、新たな構造を思いついた。

現行のものは、L型の断面となっているのを進化型として、逆T字型にしようというものだ。

燃料投入口から見てヒートライザーよりも奥に燃焼室を長く採るのだが、こうする事で燃焼初期や、薪投入直後の燃焼時には炎が薪をあぶり、より高温で燃焼するのではないかと考えている。

つまり高温を必要とする燃焼初期のヒートライザー加温をより効果的に行う工夫だ。

ロストルは空気取り入れ口となる燃料投入口のほうを高くしておくと効果的に薪へ空気があたり、途中で立ち消えする事が無い。

 

進化型の実験は後日する。

この結果次第で、鉄板を使ってレンガ部分を覆う工作が始まるだろう。

ヒートダウナーも被せると、さらに高温を望めそうである。

 

古民家の床下を暖めるのに必要な熱量は確保できそうだ。

容量を増やすと?~燃焼テスト~ 2011年5月27日

更新が滞っていて、大変申し訳ない。

現在、開発費用稼ぎに精を出してます(笑

何をするにもお金は必要なんですよ。

2chでいい満の話題が出ていて、ビックリしました。

更新が滞っているのは投げ出してしまったわけではありません。

お金もアイデアも溢れるほどは持ち合わせてないんですよ、普通の人間です。

でも、興味を持ってくれる皆さん、ありがとうございます。

 

まぁ、そんな生々しい話は置いといて(笑)

 

燃焼テストをあれこれ繰り返して、変竹林炎弐号機は暖房としては実用的ではないことに結論した。

床下の蓄熱体の加温や、燃焼時間の問題、燃料供給の難しさを実際の実験を繰り返しての決断である。

時間をつぎ込んで作った物を検証して開発を断念する事は、正直辛い。

開発の最大の妨げは、思い込みに支配された考え方と作った物への執着です。

ダメなものはダメ。

新たな道が見えたのなら今までの積み重ねの上でそっちに進めばいい。

疑問なのですが、ドラム缶式のスタンダードなロケットストーブは火についていなくても長時間安定した燃焼を維持できているのでしょうか?

 

随分前置きが長くなってしまいましたが、前回の燃焼テスト後、燃焼室の容量を増やすとどう燃えるのか気になり実験です。

燃焼室の高さを倍にしてみました。

ぎっしり薪を入れて点火したのですが、ヒートライザーと燃焼膣の間に上部から気流を絞るように壁を設置したのが悪かったのかなかなか燃焼室側へ火が回らない。

構造的にかなり問題ありで、酷い燻りようだった。

燃焼室に火が移ってからは暴走するように燃焼が進みだした。

しまいには、ヒートライザー内で小爆発まで起こる始末(笑

おそらく燃焼空気が足りなかったのでしょう。

燃焼時間は、熱暴走状態でかえって短くなってしまった。

 

なんでこんなことを試しているかといえば、竹を安定して燃焼させ、しかも長時間の放置でも持続燃焼させることが目的である。

燃焼室容量を増やす事で、熱量を上げたかったのだ。

次は、燃焼室とヒートライザーの間の壁の上下を入れ替えて実験だ。

新構造ロケットストーブの燃焼テスト 2011年5月1日

新構造のロケットストーブのを耐火煉瓦で実験してみた。

通常ロケットストーブは、フィードチューブ・バーントンネル・ヒートライザーという構造から成り立っている。

新しい構造で特徴的な部分は、フィードチューブとバーントンネルを融合させるというか、フィードチューブを削除し、拡大したバーントンネルを燃焼室とする。

 

僕が今まで作ってきたロケットストーブは、燃料にあたる竹などの木質燃料を、立てた状態で下から燃焼させて、順々に重力で送る方式だったのだが、この方式では途中で引っかかってしまうことが多く、そういう事態に陥ると燃焼が不安定になり燻ってしまうのがネックになっていた。

とくに粗朶などの細く曲がった燃料は下に送ることができずにいちいち手で補正をしながら燃やすといった状態だった。

暖房器具として古民家に導入するには、いささか手がかかりすぎて実用的ではなく投入できる燃料も多くはできずに熱量の不足を懸念せざるをえなかった。

竹を燃料にするときも、燃焼中に曲がってしまいうまく燃えないときが多々あった。

散々燃焼テストを兼ねて、調理に使っていたがやればやるほど不安要素として上記の現象が起こっていた。

燃焼時間も、90cmの竹を燃やして最大で40分が限度で、このことも主暖房として考えるには問題があった。

 

先日、燃焼テストを兼ねて湯を沸かしている際に、火力を強くしたくて燃焼室に薪を寝かして入れたところ、非常に良い燃焼をえる事を発見した。

そこで新方式を思いついたので、耐火煉瓦で実験体を作ってみた。

極シンプルな構造である。

イラストにすると、横断面はこういう形になっている。

薪はこのように入る。

実際には薪はもっとぎっしり詰めなくてはならないが、このように薪を横たわらせている。

上の写真では空気取り入れ口が塞がっている状態ですが、端のレンガをスライドさせて空気を取り込む。

点火はヒートライザー側下部から行い、ヒートライザーから遠ざかる方向で燃焼は進む。

ヒートライザー直下から点火する事で、今までのロケットストーブでは奥のほうに突っ込んで燃やさなくてはならない不便さを解消できる。

 

一度目の燃焼テストでは薪の料が足らず途中で立ち消えしてしまった。

燃焼には、薪の発火温度に達するよう工夫が必要と考え、熱がこもるように薪の量を増やした所、2度目の燃焼テストでは立ち消えすることなく良好な燃焼が得られた。

線香やタバコの火が消えないのと理屈は同じである。

 

50cmの薪で1時間の安定した燃焼をすることができ、その間燻る事も無く殆ど無煙だった。

薪の追加が次の課題になって来るが、引き出し方式を採用すれば熾きを初期燃焼側に集めて薪を追加する事で可能となるだろう。

1度目の燃焼で、燃焼室に熱が残った状態にすれば、次からは廃材などの太い木材も燃焼可能となりそうだ。

太い木材が燃やせると、その分燃焼時間を稼ぐ事ができる。

熱量の調節は、燃焼室の大きさで拡大できるだろう。

 

おそらくこのような構造のロケットストーブは今まで見たことが無く、完全にいい満オリジナルではないだろうか?

世界初ってやつです。

 

連休明けに、鋼材が入手可能となったら新たにロケットストーブの製作を開始したい。

 

ロケットストーブの新構造 2011年4月29日

朝、ワラビの灰汁抜き用に湯を沸かしていて、新案を思いついた。

今までの流れを全く覆してしまうほどの大変更である。

今までやってきたことを、すっかり変えてしまうのはすごく抵抗があるけど、より良い方法だと思うなら、形にするべきでしょう。

 

詳しくはまた後ほどご報告します。

 

いい満のロケットストーブ製作、新章の始まりです。

ロケットストーブで野草料理 2011年4月24日

ロケットストーブが完成しないまま、とうとう春が来てしまいました(笑

まぁね、来てしまったものは仕方が無い。

 

家の裏にワラビが生えてきました。

昨年春までは奈良に住んでいましたが、ワラビを採りに行こうと思うと片道一時間かけて山に行き、1日掛りで少し伸びすぎのようなワラビでも採ってましたが、家の裏にワラビが生えてるってとっても豊かな気分です。

15分ほどで一握りほど採れたので、まずはロケットストーブで湯を沸かします。

乾いた竹がなくなったので、粗朶を燃料にロケットストーブを燃やします。

竹と違い曲がりまくっているのでなかなか自然降下はしてくれません。

湯が沸いたら火からおろし、ロケットストーブで出た灰を一握り放り込んでワラビをお湯に沈めます。

あとは蓋をして一晩放っておけば色鮮やかで灰汁の無い心地よい歯ごたえのワラビの完成です。

卵とじになどして食べます。

家の裏には、カンゾウと言う野草も採り、近くの川の土手でノビルを採取。

 

ワラビの灰汁抜きの後は、ご飯を炊きます。

ここしばらくは電気炊飯器も使わなくなりました。

取っ手が取れるテフロン加工の鍋で2合。

 

あっ、ちなみに取っ手が取れるのはボロイからじゃないですよ~(笑)

約20分ほどでご飯は炊き上がります。

電気炊飯器の約半分の時間でご飯が炊けてしまうんですね。

ご飯を炊きながら採ってきた野草のゴミ取りをして、ノビルは縦半分に切ります。

ご飯が炊けたら、さっきのワラビの灰汁抜きのときに沸かした湯の残りを再度温めなおして、しっかりと塩を入れてカンゾウをゆでます。

カンゾウは5分もかからず茹で上がり、冷ましている間にスキレットを2つ空焼きして蓄熱させて、鶏肉を切って塩で下味を付けノビルと一緒にスキレットに放り込み、もう一つの熱々のスキレットで蓋をして5分蒸し焼きにして、仕上げに三土市で売っている水田君の手作り味噌を絡めたら、野草ディナーの完成。

買い物に行かなくても、ガスや電気を使わなくても美味しい晩ご飯を食べられるって、すごく豊かな気分に包まれながら、一人で食事。

なんかちょっと寂しい(笑

ちなみに今日の晩ご飯代、100円以下。

ビールがやたらと高く感じる今日この頃。。。。

床下の蓄熱体

ちょっと前の記事で、U字溝の採用を取り消し、ケイカル板で煙突の通り道かつ蓄・放熱体を作ることを書いていた。

今日、運転をしながら何か他の方法はないかと考えをめぐらせていたら閃いた。

 

「瓦を使えば良いじゃん」

 

Lアングルを土台にして瓦をはめ込み、瓦でトンネルを作る。

使い道に困っていた瓦も、有効利用できるし瓦ならちょっと面倒だけどカットしたら大きさの自由度もある。

熱にも強いし、燃えないし、吸・放湿性もある、蓄熱もする。

何よりも、ウチには瓦がごろごろあることだし、材料費タダやん。

 

ということで、瓦を使うことに決定です。

ロケットストーブの展示をします

4月16日の三土市会場のイノシシハムのホットサンドブースにて、ひっそりと展示しておきます。

ご興味のある方はご覧ください。

 

まだ未完成でみすぼらしい姿ではありますが、内部構造を見られるまたとないチャンスかもしれませんよ~(笑

 

燃焼体験はホットサンドの完売後に予定しておりますので、ご協力ください!(汗。。。

ヒートライザーに瓦 2011年4月9日

燃焼室の問題も一応良い方向に落ち着いてきたように思う。

ロストルが熾きで詰まったりしない限り、順調に燃えるようになっている。

 

さて、ここらで今までなんとなく後回しになっていたヒートライザーの断熱をすることにした。

アングルでガイドをつけていたので、あとは瓦を切って削ってはめるだけ。

1時間ほどでヒートライザーは瓦を纏う。

燃焼テストはまた後日します。

 

 

U字溝の採用取消 2011年4月7日

私生活が忙しく、更新が出来ずにいました。

楽しみに見てくれていた方々、申し訳ない。

 

前に、床下の煙突の通り道にU字溝を使用する様に書いていたのですが、実際に家のとの関係をレベルで測って、高さを割り出した所、地下に20cm近く埋めなければならないことが発覚した。

地面に埋めると、周りの土に熱を奪われて肝心の床下空気を温めるのに凄いロスになり、地面の毛細管現象を引き起こし、床下に湿気をよぶ結果に至ると考え、別の方法を取る事に変更した。

 

煙突の径が120mmなので、その周りにケイカル板で囲いを作り、その周りに蓄・断熱材をつめるのはどうかと考えている。

下部は要所に足をかませて浮かせる方向で考えているので何か補強のようなものを考えなくてはならないかもしれない。

難燃で強度のあるものといえば、鉄かステンレス。

 

さて、どうするかな。

 

ロケットストーブ 投入口 改良 2011年3月25日

長い燃料を継続して安定した燃焼をさせるのに、今まで苦悩していた。

燃えた分だけ順調に下がるようにするのが目標だったのだが、燃え下がった際に燃料の竹が暴れて、いちいち手で修正しなくてはならないことが多く、このままでは付きっきりでお守りをしなくてはならないようなストーブになってしまう。

これでは僕の時間はストーブに食われっぱなしだ。

 

そこで、3月18日にここで書いた改造を施す事にした。

改造前。

まっすぐに立っている。

 

改造後。

別角度から。

フィードチューブの先についているチャンネルを180度逆方向に向けて、バーントンネル側を切って短くして角度をつけて滑り台のようにしてみた。

 

とりあえず、1回目の燃焼テストをした結果、非常に良好な結果となった。

まず、燃えて炭化した竹の先端が3cmぐらいになると折れて下がりやすくなった。

下の空気を調節する事により、燃焼状態をコントロールしやすい。

燃料の継ぎ足しの際に、入れやすい。

先に入れて燃えて短くなった物がバーントンネル側へ倒れる事により、新に追加したい時に先に入れた短いものが障害になりにくい。

 

順々に燃料を継ぎ足せると言うのは非常にありがたい結果だ。

 

いつもは竹が燃え下がるたびに手で修正したりしなくてはならなかったが、今回は1時間の燃焼テストの間一度も手を貸すことなく、最後まで前尽きた。

いいぞいいぞ。

 

次は、ヒートライザーの断熱をする。

 

ロケットストーブ、吸気口に細工 2011年3月22日

吸気口と言うべきなのか、フィードチューブにと言うべきなのかは微妙な感じだけど、ちょっとお手軽に、フィードチューブの拡張をする試みをしてみた。

島根の知人のフィードチューブはラッパ状に広がっており、それの真似になるのだが、試してみて損はなかろう。

ま、こんな感じで開口部を広げたようにしてみただけの事ですが(笑

別角度から。

吸気口を広げると、空気の吸い込みが良くなり、今までのパイプの太さのところでは流速が早くなるのか、フィードチューブの上に燃え上がることが全くない。

これが功を奏しているのかはまだよく分からないのが本音なんだけど、今日はとても調子よく燃えた。

ある程度ほったらかしにしていても燻ったり消えるようなこともなく、バーントンネルから炎が離れている距離でも燃焼は順調。

これでフィードチューブにつけているチャンネルを逆に付け直して、傾斜をつけることに決定だ。

 

調子よく燃えて手をとられないので、今日はちょっといつもより凝った料理をする。

塩・砂糖・各種スパイスを混ぜたものをイノシシのすね肉に刷り込み、よく熱したスキレットで表面に焦げ目をつけて、その後1時間半ボイル。

流水でよく冷ましてから薄切りにして、ご飯をニギニギ。

イノシシのローストの握り。

 

ボイルの温度が高すぎたためだろう、中までしっかり熱が入り気味でちょっと納得がいかない。

こりゃもう一度リベンジだな。

寿司ネタにはちょっと硬すぎる。

おっかしいなぁ?前に作ったときはもっとやわらかくできてたのになぁ。

温度計が見当たらなかったので、温度を勘でやったのがいけなかった。

惜しい。

料理が終わってから温度計が見つかった。

目の前にあったのになんであの時は気付かなかったんだ(笑

おかしなもんである。

 

今日もガスを使わなくても1日過せましたよ。

 

僕がロケットストーブにこだわる訳 2011年3月21日

僕がロケットストーブの存在を知ったのは今から約1年半ほど前、ちょうど今の古民家を紹介してもらった時期でした。

 

実際に住む前に、冬がどのくらい寒いのかと泊まった事がありました。

火の気の無い1月の古民家はとても寒く、本当にこんな所で生活ができるのだろうかと不安になりまた。

とにかく隙間が多く、普通に暖房したのではいくらストーブを焚いても間に合いそうにありません。

大規模なリホームもしなくてはならない状況で、これを機に家全体を考慮した暖房システムを作ってみたいと考えました。

 

普通の薪ストーブも考えなかったわけではありません。

ただ、普通の薪ストーブでは煙突の排気で、室内の暖かい空気を外に出してしまう事、草屋根に煙突を設置するのが難しい事、壁に穴を開けて煙突を出してしまうとせっかくの煙突の放射熱を利用することなく外気に捨ててしまわなくてはならなかったことが、普通の薪ストーブを断念した理由でした。

 

横引きの煙突を長くとれるロケットストーブはまさにこの寒い古民家にぴったりだと直感しました。

しかし、ロケットストーブのマニュアル本を手にして、読んでいるうちにこのまま作ったのでは温かくならないように思う写真を見たときは愕然としました。

燃焼中のロケットストーブのドラム缶に頬杖を突いたおじさんの写真です(笑

ドラム缶式のロケットストーブは図体が大きくて、家の中にドラム缶を置くと言うのも気に入りません。

自分で作るしかないと思い、それからというもの頭の中では常にロケットストーブのことばかり考える日々。

排煙を押し出し、長い横引きが可能なロケットストーブに執着するにはこんな訳があります。

 

古民家の床下に煙突を設置し、冷たい床をポカポカまで行かなくても温めたかったんです。

床下に、U字溝を設置し煙突をそこへ通し、隙間を砂や砂利などで埋めて急激な温度上昇を抑えつつ、蓄熱させ上面の温度を50度以下に押さえます。

U字工の中には煙突のほか床下に空気を温めつつ空気を取り入れるパイプも併設します。

外気取入管は往復させるようにし、ロケットストーブの吸入口から一番遠くで床下に温めた空気を放出します。

ロケットストーブはFF式にすることで、居住空間を陰圧にすることを押さえます。

FF式の吸気は床下から取り入れ、床下の奥から吸気口へ向かう気流をつくり床下の換気をしつつストーブが燃えます。

 

屋根裏と居住空間は基本的に仕切ってしまい、ロケットストーブから一番遠い部屋の隅に換気口を設け、温かい空気はここからのみ屋根裏へ出るようにします。

こうすることで温かい空気の道筋を整え、更にストーブの熱を利用した温風発生装置を作り、外気を温めて室内に取り入れ、屋根裏への換気より多くの空気を強制的に送り込むことで隙間風が室内に入るのを防ぎつつ室内を暖めることができます。

 

とまぁ、このような古民家全体暖房システムに作り上げたかったため、8mの横引き煙突が可能なストーブは今の所ロケットストーブが良いんじゃないかと言う事です。

 

そして、この実験的な試みをワークショップ形式で行いたいと思ってます。

ご興味のある方は、下記にご連絡ください。

rocket@hanabishi.e-man.org

よろしくお願いします。

 

 

昨日は三土市でいのししハムのホットサンドを販売する傍らに、ひっそりとロケットストーブを置いてました。

正直、目立たないよなぁと思いましたが、前にペール缶のロケットストーブを持って行った際に、ロケットストーブの説明に夢中になってホットサンドを注文してくださるお客様に失礼な事(注文を忘れてしまったり)がありましたので、今回は完売できるまでは燃やさないようにしてました。

せっかくロケットストーブを見に来てくださった方には大変申し訳ないことをしました。

本当にゴメンナサイ。

 

おかげ様でホットサンドも完売でき、その中から義援金も僅かですが送ることができました。

ありがとうございました。

 

さて、ホットサンドの完売後1時間ほど三土市会場でロケットストーブに火をつけてお披露目してました。

まだヒートライザーの断熱をしていなかったため、煤の多い燃焼でしたがそれでも興味を持ってたくさんの方がロケットストーブを見てくださいました。

 

いろんな方とストーブのお話ができて大変嬉しかったですし、私のほうが勉強させていただくようなお話もできたことがとてもありがたかったです。

 

燃焼について勉強させていただいた事で今後に採用したいものがあります。

燃焼ガスを揉む気流を作るというお話を聞かせていただきました。

ストレートに流れていってしまう燃焼のさせ方では、綺麗に燃えないとの事。

このことはなんとなくそうなんじゃないかなって前から思っていたのですが、お話を聞いて確信しました。

燃焼用ガスと空気を攪拌できるような状態を作り出して、綺麗に混合させ、高温で燃焼させる事ができれば確実に煤は燃えてもっと綺麗な排気になるはず。

問題はどこに付けたら一番効率的かってことなんですよねぇ。。。

ヒートライザー最下部になるのかなぁと考えてます。

 

 

三土市でロケットストーブ 2011年3月10日

ロケットストーブ製作13日目 2011年3月18日

前回燃焼テストで竹がうまく燃え下がらない事を書いた。

 

今ふと思いついたので、ちょっとメモ書きにしてみた。

左が現在の形で、ロストルをV字状にして傾いた薪があたるところに熾き溜まりを作っている。(ヤバっ漢字間違えてる… アホだとい言う事ががばれる…

画面の右から左に薪が傾いて入るのだが、より高温の部分に晒される距離が長くなっているように思う。

このことが炭化距離が長くなり、折れにくい原因の一つだろう。

あと、薪の角度とロストルの角度の関係がより直角に近い状態になっているのがわかる。

垂直の状態では軽い薪へのストレスが与えにくい。

 

新案のほうは傾斜に流れるように傾いているので、角度が浅くなり薪へのストレスを与えられると思う。

熾き溜まりも薪の先端に当たりやすくなり、炎が失速する事も無いのではないだろうか?

上部の開口が広がり、下にすぼむ形になるのでフィードチューブ下部で吸気の流速も上がるだろうから燃え上がりも防ぐ事ができそうだ。

 

しかも、この位置に熾きだまりが来ると下部の空気取り入れ口を利用しやすくなり、熾きの燃焼調節がしやすくなるはずだ。

つまり、下部空気を絞ると熾きを溜める方向に、開放すると積極的に熾きを燃やしきる方向に操る事ができるんじゃないかなぁ???

これで長い竹を燃やす事ができれば燃焼時間を稼ぐ事が可能となる。

 

ただ、今までの経験からするとバーントンネルから薪の燃焼部分を離すと燃焼が不安定になっていたことも経験している。

おそらく、この熾きだまりにしようとしているところは、上からの吸気が滞る部分なんだと思う。

う~ん、いつもの事だけど、やってみなくちゃ判らんな。

三土市の準備で今は作業できないし、週明けにでも試してみるかな。

 

 

ロケットストーブ製作12日目 2011年3月16日

この間まで温かくなってたのに、今日は雪が降ってます。

予定ではヒートライザーの断熱作業をしたかったのですが、瓦をカットするのにもの凄い粉塵が出るため、屋外で作業できない今日は断念。。。。

おとなしく仕事してました。

 

でもね、作業はできなくても燃焼テストはできる、と火遊びを開始。

紅茶を飲みたくてお湯を沸かそうと火をつける。

ついつい火遊びに夢中になってどんどん竹を燃やしていたら、乾いた竹のストックがなくなってしまった。

仕方が無いので外に置いてあった、細い枯れた竹をとってきて燃やしたのですが、ちょっと湿っている。

適当に割って燃やしていたのだが、この細い竹が曲者だった。

 

細い竹って薄くて軽いんですよ。

もう凄い勢いで燃えて、それだけならよかったんですが軽いだけあって自重で折れない。

なかなか下に下がらないもんだから燃え上がってきちゃう。

 

くぅぅぅ、うまく行かないもんだな。

これからは細い竹は焚き付けにしか使わないでおこう。

一つ勉強した。

 

今日燃やしていて気付いたのだが、燃焼室を深くとったことで薪が広範囲にわたって燃えてしまう。

炭化した部分が長くなると薪が折れにくくなる。

新しい燃焼室の構造を思いついたけど、とりあえず今のままで進めて、燃焼室3号を作るときまでとっておくことにする。

本体部分を先に作り上げてしまいましょう。

 

 

ロケットストーブ製作12日目 2011年3月16日

今日は燃焼室に断熱を施した。

 

断熱の素材には古瓦を使う。

これは、以前島根のロケットストーブ繋がりの知人が採用していた方法だ。

古瓦を50mm幅に切り、裏面のRがついている所を削り、Lアングルのガイドに納まるように端の厚さを調整してガイドにスライドさせて嵌めていく。

石材用のカッターをグラインダーに装着してやればこの作業は楽勝だ。

粉塵まみれになりながら、1時間ほどで燃焼室の5面に断熱を施した。

早速燃焼テストだ。

 

昨日の燃焼テストも好調だったが、今日は昨日よりも格段に燃やしやすい。

30分ほど瓦に含まれた水分が湯気になって上っている間は、殆ど昨日と同じような燃焼状態だった。

湯気が出なくなった頃から燃焼が凄く安定している。

やっぱり断熱は必要なんですね。

 

嬉しい事に、今までは薪をケチって少なく入れていると燻ったり消えたりする傾向にあったのが、いつもの半分くらいの薪の量でもちゃんと燃えている。

ヒートライザーの上部へ楽に炎が出てくる。

いいぞいいぞ。

 

まだヒートライザーには断熱が施されていないので、やや煤が出る。

ヒートライザーにも断熱を施したら、煤は減少すると思う。

早く断熱をしなくては。

 

長い竹を薪にするために、フィードチューブにチャンネルでガイドをつけた。

小割にした竹が燃えながら折れて下に下がっていく。

計算どおりだ。

 

最終的にはバスケット状のガイドをここにつける予定だ。

 

燃焼熱でチヂミを作って食べた。

これを3枚焼いた。

材料費100円以下。

非常にリーズナブルな晩ご飯(笑

 

今日も1日ガスを使いませんでした。

 

 

ロケットストーブ製作10日目 2011年3月14日

前回、燃焼室を詰め物で狭めて良好な燃焼を得ることができた。

 

今日は燃焼室を分解して幅を狭める。

こんな事もあろうかと溶接を仮止めにしておいて正解だった。

 

グラインダーでカットして、バラバラにする。

こいつを溶接して組み立てる。

 

側板の向きを間違えてやしないかと、何回も見直しながら溶接。

一から作るよりも手直しのほうが時間が掛かり、面倒くさい。

今晩、寒い思いをしたくない一心で急ピッチで溶接する。

さすがにしばらく溶接を続けているお陰で、順調に作業は進んで思いのほか早く組み立てられた。

 

こんなにスリムになりました。

改良前との比較。

上から見るとこんなに細くなっている。

80mm幅を縮めてある。

かなりスリムになって、軽量化もされた(笑

 

断熱の瓦を取り付けるガイドを取り付けて、とりあえず燃焼テストだ。

 

焚きつけのあと、燃焼室が温まって熾きが溜まってくると順調に燃焼しだした。

嬉しい事が2つ。

前よりも少ない燃料で燃焼が安定している。

少し乾燥が足りない竹も多少勢いが悪いながらも、燻ったり消えることが無くなった。

 

まだ、テスト1回目なのでこれから断熱加工を進めながら燃焼テストを続けていきたい。

 

 

ロケットストーブ製作9日目 2011年3月13日

今日は前回の不具合を元に燃焼室の見直し。

 

前回火に勢いが無かったときに、燃焼室を覗くと薪をいれた燃焼室の横のクリアランスが大きすぎるせいで、炎が前の薪を温めることなく開いている空間のほうを流れていた。

抵抗の無い所をすり抜けようとするのは当たり前のこと。

ちょっと考えりゃわかることでしたね。

 

古民家をばらした際に出た、木質セメントボードが大量にあり、処理に困っていた。

これです。

これを燃焼室内側に入るよう切って、燃焼室内側にセットして幅を狭めてみた。

点火後しばらくすると良い勢いで燃焼が続く。

素晴らしい。

こんな感じで入れた燃料が

ガンガン燃えます。

今まで見たことの無い勢いです。

ヒートライザー上部まで楽々火柱が上がります。

まだ断熱を全然施されていないにも拘らず、もの凄い勢いです。

ヤカンを載せたら1リットルの水が5分と経たずに沸騰します。

これなら暖房としても合格でしょう。

 

もう迷わず燃焼室の幅を狭める事決定です。

切ってしまいましょう。

 

明日はこの加工をやりますよ~

 

ヒートライザーでカンカンに温めたスキレットを蓋にして、もう一枚のスキレットを燃焼室の上に乗せて餅を焼いた。

いい感じに焼けて、餅も心もホクホクです。

 

かれこれ1週間ガスを使わない生活が続いています。

ロケットストーブが未完成でもこんな風に木切れで暖をとり、調理までできるんですよ。

 

やっぱり火のある生活は良いっ!

 

完成したらもっと凝った調理もできるようになります。

がんばらないとね。

 

 

ライフライン 2011年3月12日

東北地方太平洋沖地震、大変な事になってしまってます。
僕が生きて見てきた日本の中で、こんな酷い災害はありません。
地震で揺れるだけではなく、追い討ちをかけるような津波の襲来、被害に遭われた方が本当にお気の毒でなりません。
1日も早い復興を願っております。

電気、ガス、水道、通信、全てが経たれてしまったことを考えると、現代のライフラインは想定外の災害において非常に無力なものなんだなぁと思い知らされます。
今、僕がやろうとしている活動は災害に備えてやっているのではないが、暖房、調理を企業に属さない方法で賄う事により、災害が起こってしまった際に心強い暮らしを実現できることを認識している。
もちろん家が倒壊してしまってはどうしようもない事だが、これからのライフラインは自分で生きるための力を養う事こそが大切な事なんだと思う。
本当の意味のライフライン。

ロケットストーブの完成後にはコブハウスという、土などのその辺にあるもので作ることができる家の可能性を考えたい。
土と草の壁でで構成する建物は耐震性という点では脆いかもしれない。
しかし、家族が寄り添って災害をしのぐには短期間で建てられて工夫次第では全く費用のかからないこの建物を建てられる事は非常に有意義だと思うのだ。
そういったことを経験しているのと全くそうでないのは、現実的に直面した究極の場面で、天の地の差がある。
知識が無く、なす術も無いことが最も恐ろしい事であり、現代の日本人の殆どがこのような人々なのだ。
火も焚いた事が無く、全てが機械任せの暮らしほど恐ろしいものは無いんだなって、そう感じます。

水と火と食料と雨風を凌ぐ建物、これさえあれば人は生きていける。

災害は天災だけではなく、これからの時代、石油危機や急激な経済社会の悪化、考え出すと恐ろしい自然災害以外の社会的災害がやってくる時代が来ます。
自分が生きるためのライフラインってのを自分で構築して備えておかなくてはいけない時代が来ているんだと僕は考えてます。

そして、そのノウハウを蓄積できるのもまだなんとかなっているこんな時代だからこそなんだって考えてしまうのです。

 

そして、本当の豊かさとはこういうときにも揺るがない、安定して続ける事のできる暮らしを実現する力であると考えてます。

 

 

 

ロケットストーブ製作8日目 2011年3月11日

前日の調子良い燃焼テストに気を良くして、製作を次の段階に進める。

断熱に瓦を切って取り付けるための、ガイドにするLアングルを溶接します。

 

とりあえず全てガイドの取り付けが終わり、 燃焼室の上下部分のみ瓦をはめ込んでこの日の作業は終了。

雪が降るほど寒いので、未完成でもストーブを燃やします。

 

いつものように点火、後に孟宗竹のちょっとしっかりしたのを投入。

 

ん?????

 

炎に勢いがつかない。

 

消えはしないが、なんなの?このちょろちょろした元気の無い炎。。。。

昨日と何が違うんだ????

 

ガイドとしてつけたアングルが放熱フィンの働きをして燃焼温度を奪っているのか?

今日の孟宗竹の乾燥具合が悪かった。

おそらく昨日との違いはこんなもん。

こんな感じで、放熱フィン状態。

でもヒートライザーにもガイドをつけたお陰で、五徳が載るようになった。

これでお湯も沸かせるし、調理も出来るようになる。

プロパンガスって高いんで出来るだけ使いたくなかったんです。

いいぞ、生活が変化してきたぞ。

グッバイ、LPガス。

 

しかし、今日の安定しない火加減のせいで、アルミのヤカンは瞬時に真っ黒に…

即座に、ロケットストーブ専用ヤカンとして機能してもらうことになる(笑

そんで、こんな風に鋳物のスキレットを貝合わせにして待つ事数分。

このストーブ初の調理。

鶏もも肉を1枚焼いてみました。

ふんわりと柔らかい、チキンステーキでした。

ちょっと燻りぎみだったのが功を奏して、ほんのり薫香が乗った絶品に仕上がった。

こんな絶品がタダの燃料でガスで作るより美味く作れるのだ。

 

燃焼の方はまだ一工夫しなくてはならない感じですが、とりあえず燃焼室2号機は瓦を全面貼り付けして何度か燃焼テストを繰り返す予定にしている。

この次に予定されている燃焼室3号機がおそらく完成品となるだろう。

ある程度問題点は把握していて、その対策も考えてある。

 

 

ロケットストーブ製作7日目 2011年3月10日

ロストル形状が問題だった前回の燃焼テスト。

 

早速、形状の見直しをして改良を企てる。改良になるのかなぁ???

だんだん弱気になってます(笑

 

もとあったロストルの傾斜を逆になるようにして、更に短いロストルを追加しV字型になるようにした。

さ、燃焼テスト。

いつものように多めの焚き付けを入れて点火。

良い感じに燃え上がる。

いいぞいいぞ。

 

乾いた竹を追加、その後廃材も追加。

炎の勢いがなくなりはしないかとドキドキしながら待つ事数分。

 

 

温ったけぇ、スンゴク暖ったけぇ~

 

古民家においてこの冬一番の温かさ。

って、思ったのだが温度計を見ると気温3度。

気温は低いのに暖かい。

なんとも不思議な体験。

放射熱で体が暖まっているんですね。

普段ならこの気温でビールなんか飲みたくならないのに、ビールを飲んでも寒くならない。

 

いいな、火のある生活(嬉

燃焼も終始安定していてゴーゴー言って燃えている。

 

暖かい分、燃費はすこぶる悪くいつもの倍ぐらいのスピードで薪は燃え尽きた。

ちょっと太目の廃材も調子よく燃えて、こういう太目の木を薪に使えば燃焼時間は結構稼げます。

 

燃焼テストは何回もしないと今回たまたま調子良かっただけかも知れない。

でもまっ、次の工程断熱材を貼る事にしましょ。

 

 

ロケットストーブ製作6日目 2011年3月9日

燃焼室2号機が燃焼テストできる段階まで完成した。

まだ鉄板むき出しの状態なので、放熱による燃焼温度低迷がかなり気になるが、燃やしてみないことには先に進めない。

 

さて、燃焼室を本体にドッキングして大目の焚き付けを入れて点火。

炎が勢いづいたら薪になる竹や廃材を投入。

薪に火が燃え移るまで火の勢いを絶やさないように燃えやすいものをどんどん追加する、

薪に火が移り、安定した燃焼でスタートできた。

 

しばらくは凄く良い感じで燃えていた。

こんな感じです。

 

ところが、数分で火の勢いが衰え燻り始める。

 

なぜだぁぁぁ _| ̄|○

中を覗いてみると、傾斜したロストルの先には熾きがいっぱい溜まっているんだけど、肝心の薪の下には殆ど熾きが無い。

高温を維持できないってわけですね。

説明がわかりにくそうなので、ロケットストーブの断面図を貼っておきます。

左から右に傾斜したロストルがお分かりでしょうか?

ロストルに溜まった熾きと、傾いた薪の先がくっついていないと燃えないんですね。

鉄板の放熱云々以前の問題でした。

でも、失敗も大切なデータなんです。

すぐに、新しいロストル形状を思いついたので、次はロストルの再製作です。

 

う~ん、完成までの道のりはまだまだ長そうです。

 

 

ロケットストーブ製作5日目 2011年3月8日

残念な結果だった前回の燃焼テスト。

新たな設計で、燃焼室を再製作だ。

 

今回は前のよりもかなりサイズアップした設計にしてみた。

燃焼室を広くとったらどうなるのか見たかったのだ。

まっ、大きくて具合が悪いのなら、ちょん切りゃいいだけのこと。

 

前回は、チャンネルを切って貼ってして作ったけどあまりに無駄な作業が多いので、今回は鋼材屋さんで、3.2mmの鉄板をシャーリングしてもらった。

最初からこうしときゃよかったな。

 

これが、その材料。

あれっ、鉄板が1枚足りないや(笑

 

ままっ、それはいいとしてこいつ達を切ったり貼ったりしたら、こうなる。

今回は、前のより50mm深くして、100mm幅を広げてある。

フィードチューブも、50mmだったものを100mmにした。

気に入らなかったらいつでも分解できるように、点付け溶接にしてある。

 

燃焼室本体の次は、ロストル作り。

作り方は前回と一緒なんだけど、今回のはでかくなった分バイスに挟むことができなくて結構難儀した。

写真を撮り忘れてしまうほど難儀してたので、出来上がりの写真は無い(笑

 

さぁ、次回はこいつの燃焼テストですよ~

 

 

ロケットストーブ製作4日目 2011年3月6日

さぁ、皆さんお待ちかねの燃焼テストですよ~

 

本体とセパレートになった燃焼室をドッキングし、焚き付けをフィードチューブに入れて点火。

多めに入れた焚き付けに無事に火が入り、点火は5分とかからなかった。

朽ちた竹を3つ割にして、長さ60cm程でフィードチューブに入れる。

ゴォォォと音を立てながら、勢いよく燃え出す。

 

写真を撮ることも忘れて、しばし火遊びを楽しむ。

 

その後、古民家の床組みをばらしたときに出た廃材を追加。

燃えている、燃えているぞっ

30cmほどの廃材は、竹と共に45分程度燃えていた。

 

上からフィードチューブを見たところ。

ロケットストーブらしく、炎は横向きに流れてます。

「良い、凄く良いっ!」テンションは高まります。

 

フィードチューブを広げたらどうなるんだろうと、塞いでいた上向きの開口を開けてみた。

最初はこんな感じでいける予感がしていたが、燃え進んでいくうちにフィードチューブから炎がチラホラ上がり始めた。

くぅぅぅ、これはダメじゃん。

 

フィードチューブから火の手が上がったのでは、危なくていけません。

眺める事しばし。

 

どうやら構造的に問題あり。

燃焼室が浅かったのと、フィードチューブの位置関係が悪かった、フィードチューブが短すぎた。

 

くっそ~、気に入らん、作り直しだ。

陶芸家なら、お茶碗を叩き割るぐらいの勢いでダメでした。

燃焼室をセパレートにしておいて良かったぁ。

 

やってみなくちゃ判らないことでもあり、この失敗は有意義でした。

早速、問題点を改善すべく作り直しです。

製作編はまだまだ続くよ~

 

ロケットストーブ製作3日目 2011年3月6日

ロストルと灰受けの引き出しを作る。

 

ロストルとは熾きの状態になった燃料をいこった状態に保ち、炉内を高温に保つ重要な部品です。

灰になった燃えカスを灰受けに落とす役割もしています。

Lアングルと言う鋼材を片方だけ低くなるように切断し、これをベースに鉄筋を溶接してくっつけていきます。

 

丸いものを平たいものに溶接するのって結構技術がいるようで、かなり難儀しながら溶接し、形作っていく。

溶接作業のほうの感も戻ってきて、ムスカになるようなことはなくなった。

余裕のいい満は、誰もいない作業場で溶接機相手に「3分待ってやる」と名台詞を言い放ち、3分以上かかって手直しする事数回(笑

 

次は、灰受けの引き出し作り。

またまたLアングルを使って、枠を作る。

溶接による歪が大きく、地道に歪取りしながら引き出しの底を平らに仕上げていく。

昔、溶接の仕事をしていたときのことをふっと思い出した。

枠にピッタリ収まるように、前の作業で出たスクラップから板を切り出し、はめ込む。

いいっ、ガタつきのない感じがとても良いっ。

一人悦に入り己のクオリティーに酔いしれる。

最後は引き出しの前の所に、開口部を塞ぐ事ができる板を取り付け。

この部品は歪んだら嫌なので、ボルトナットで取り付けて製作完了。

気がつくとこれだけ作るだけで5時間も掛かっていた。

 

これがその部品たち。

 

さぁ、お次はお待ちかねの燃焼テストですよ。

 

 

ロケットストーブ製作2日目 2011年3月5日

さぁ、穴が開くほどペーパーモデルを眺め倒して各部の構造と取り合いを頭に叩き込んで、部品作りを脳内シミュレートしてとうとう、鉄の工作開始。

 

数日前に、島根に遊びに行ったときロケットストーブ繋がりの知人と作ったヒートライザーという、ロケットストーブの心臓部。

 

こいつに独自の部品を溶接して、いい満スペシャルロケットストーブ「変竹林炎(へんちくりんファイヤー)2号機として命が吹き込まれるのだ。

 

チャンネルと呼ばれる コの字型をした鋼材を切ったり削ったり溶接して、燃焼室を作ります。

いつもであれば、各部まで詳細にCADで書かれた設計図を基に作られるはずであったのだが今回は全く詳しい設計図などなく、現物合わせでアドリブカットの部品作り。

その場その場で、慎重で的確な寸法決め、裁断、調整が行われて、いたって適当に形が作られていく。

 

溶接作業って、もう何年ぶりだろう?

うっかり防御面を構えるのが遅れて、アークを直接見ること数回。

そのたびに

と、一人で苦しみながらも楽しく作業は続きます。

ひずみを適当に取り除きながら、溶接したり削ったり。

およそ5時間かけて大体燃焼室は完成。

 

その後ガスボンベを輪切りにして、ヒートライザーが綺麗に収まるように、カッティング。

轟音を轟かせながらの作業が延々と続き、ようやくこんな感じに。

左がとりあえずヒートライザーが搭載された変竹林炎本体で、手前が交換可能なアタッチメントとして作られた燃焼室。

 

燃焼テストしてみて、ダメだったらここだけ再製作しても良いように取り外し可能に作ってある。

そして、ホッパーでチップ状の燃料を使いたいときが来たら、ここで付け替えて最新機能を満喫できるのだ。

ヒートライザーに、ドッキング用の受けくちを作って溶接し、ドッキ~ングっ!

 

なかなか良い感じになってきた。

時間も遅くなってきたんで、ここでこの日の作業は終了。

 

あとはロストルと灰受けの引き出し、開口の蓋を作ったらテスト燃焼です。

 

 

ロケットストーブ製作開始 2011年3月3日

巷でなにやら騒がれだしているロケットストーブ。

ベーシックなものはレンガとドラム缶で作るんだけど、へそ曲がりのいい満としてはすでにあるものをそのまま作ったってオモシロクない。

そこで、オリジナルなロケットストーブの製作をしようと、かれこれ1年近く研究を重ねてきた。

 

紆余曲折の設計段階を経て、細部の構造まで頭の中で作り上げた。

まずはペーパーモデルを製作し、立体的な各部の連携をチェック、ようやく製作に取り掛かる。

まずはペーパーモデルからご紹介。

ロケットストーブペーパーモデル
ロケットストーブペーパーモデル

うわっ、しょぼっ _| ̄|○

 

子どもの工作レベルに見えるが、これは今までに存在しないオリジナルの原型となる。

これを元にいい満テクノロジーの全てを注ぎ込んだ、夢のロケットストーブは製作されるのだ。

 

ドラム缶と土とレンガで作ったロケットストーブは大型で、僕のうちでは正直な所、置き場所に困ったのがそもそもの開発の発端。

いい満のロケットストーブは小型化、高性能化、アタッチメントの取替えにより、チップ状の燃料の使用、ヒートライザー上部での調理の汎用性をバリエーションアップできる、進化するロケットストーブを目指している。

 

冬は暖房+調理+パン焼き+炊飯など、夏季は暖房機能をカットして使える。

 

はずだ(笑

 

三土市のホームページに1コーナーいただいてしまったので、サボるわけにいかなくなってしまった。。。

「世の中には本気で馬鹿な事やってる人がいるもんだ」と言う感じで、生暖かく見守ってやってください。

石油価格高騰のこれからの時代、あたらしいライフスタイルの提案として、この場で発表していきます。

 

どうぞよろしく~