いい満の古民家大改造

トタン葺き草屋根の古民家。

見た目はボロっちいけど、冬はスンゴイ寒いけど、住んでみれば見るほど良いところが見えてくる。

150年もこの地に立っている。

こんな古民家を自分の手で自分の好きなように直して、少しでも素敵な家にしたい。

 

ロケットストーブを使って未だかつて無い古民家の温め方も実験したい。

杉チップを使って、トイレも生活廃水も浄化する手作りシステムを導入したい。

井戸も掘ります。

考えただけでも楽しい。

こんな事をワークショップで一緒に体験しませんか?

申し込み・お問い合わせ

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あやべ新しい田舎の学校 

代表者 山田 満夫(いい満)

京都府綾部市仁和町日向13

電話番号 0773(49)1682

総合的な家の改造と石油危機に備える生活作りの提案「冬編」

~古民家の活用と快適に暮らすアプローチ~

はじめに

各地で古民家ブームが持ち上がり、古民家を再生し活用されている。

私は実際に何も手を加えていない古民家に移り住み1年間を通じ生活をしながら古民家で暮らす問題点を探ってきました。

 

快適性や昔の暮らしを思いながら暮らす日々でしたが、現代の生活やこれからの時代を総合して考えていると、数々の問題点が浮かび上がってきます。

ここでは、冬の問題点について考え、古民家の欠点とも思われる特徴を生かしながら、冬の季節を温かく暮らす新しいライフスタイルの提案をします。

 

第1章 暖房手段について

トタン張り茅葺屋根古民家における薪ストーブ設置の問題点

 

暖房を石油ストーブで賄う家庭が殆どと言う現状ですが、昨今の灯油の価格高騰は目を見張る勢いで、この先価格上昇は進むことはあっても、安くなる事は無いと言っても過言ではないでしょう。

そこで薪ストーブを導入し、暖房を賄う人が増加する事が想定されますが、古民家に薪ストーブを導入するには煙突の設置などの問題点があがってきます。

 

特に隙間の多い古民家で内気導入燃焼式の薪ストーブを導入した場合、燃焼に必要な空気は煙突から排気された分の空気を室内から供給することになります。

薪ストーブが室内の暖かい空気を外に吸い出してしまうポンプになってしまい、数多くの隙間から薪ストーブに向かって冷たい空気の気流をつくり、結果的に火を焚いているにも拘らず寒いと言った現象が起こっています。

 

次に薪ストーブを導入する際に、必ず煙突の設置をしなくてはならないのですが、居住空間の横には縁側があることが多く、煙突を横引きする距離が増え、排気の効率を落としストーブ本来の性能を発揮させる事が出来ないばかりか、煙突に煤やタールが溜まりやすくなり、煙突掃除を頻繁にせずにいると、煙道火災を引き起こし火災の危険性が高まります。

屋根から煙突を出すように設置すると排気の効率が良くなりストーブ本来の性能は維持できますが、草で葺かれた屋根に煙突を設置するのは困難であり、煙突を設置する事で家を痛めてしまう要素ともなりえます。

草葺の屋根は角度が急であることが殆どで、仮に煙突の設置は出来たとしても煙突掃除などのメンテナンス時に、滑りやすいトタン張りの急な屋根に上らなくてはならず、転落の危険がついて回ることになります。

 

第2章 暖房における古民家の構造的問題点

隙間風が多い。

束立ての基礎構造で、縁の下は風が吹きぬける。

トタン拭きの草屋根や瓦屋根で薪ストーブ導入を考えると煙突設置が困難である。

 

第3章 束立ての基礎構造による冷え上がり

束立ての基礎構造の床下で縁の下外側を板などで覆ってしまっている古民家を良く見かけますが、床下に湿気を溜める原因となりシロアリなどの食害にあいやすくなります。

実際に私の住んでいる家も、このように縁の下が板で塞いであり、床組みの殆どがシロアリの食害にあっていました。

元来古民家の設計は、縁の下は風が吹き抜けることで床下の湿度調節をする前提となっており、冬の寒さをしのぐためにここを塞ぐ事は結果的に家を傷める原因になり好ましくありません。

床下換気のために、送風装置を使い空気循環する事で解消されるかもしれませんが、元来換気の良い床下を塞ぐことの弊害を回避できたとしても本末転倒な対策でしかありません。

換気装置は外気を導入する事で空気を入れますので、結果的に床下が寒く室内を暖める熱量を床下に奪われてしまいます。

換気をしつつ、床下の冷え上がりを防止するといった、矛盾を解決しなければなりません。