井上吉夫の米作り 

~大切なお客様に美味しい安心できるお米を~

志賀郷手作り三土市代表の井上吉夫さんは、専業の米農家です。

「かかりつけ米農家 お米の井上」と言う屋号で、「自分で作ったお米は全て自分でお客様に届け、安心して美味しいお米を召し上がって欲しい」と、この生産直売のスタイルを長年貫いておられます。

慣行農法で米作りをするほうがはるかに効率的なのですが、井上さんは”低農薬有機米”にこだわって、手間はかかるけど「より安全で、美味しい米に変わるものは無い」と、日々努力されてます。

このコーナーは、井上吉夫さんの米作りを秋の収穫まで、皆さんにご紹介します。

 

 

 

文章・写真 山田 満夫(いい満)

 

http://okomeno.inoue-yoshio.com/order.html

 

井上さんの美味しいお米はコチラで注文できます。

電話番号 0773-49-1356(受付時間 月~金曜日 9時~17時)

FAX 0773-49-1124(FAXは24時間受け付けてます)

お米のご注文はホームページでもできます。

かかりつけ米農 家井上吉夫ホームページへ

 

白米 1kg/577円 玄米 1kg/525円 (消費税込み)

送料は600円~ 地域により送料は変わります。(上限800円)

10kg以上のご注文は送料が無料になります。

 

5分づきなどの分づきのご要望にもお応えしております。

 

ご注文の際に「三土市のホームページを見ました」と言っていただけるとうれしいです!

有機肥料作り 2011年3月22日

化学肥料に頼らない米作りをされている井上吉夫さんは、長年の経験から生み出された独自の有機肥料を使っています。

有機肥料というと、牛糞や鶏糞を連想しがちですが、このようなものは一切使用しません。

理由は一つ、家畜の餌にはたくさんの農薬(ポストハーベスト)や、抗生物質など安全でない物質が当たり前のように使われているから。

低農薬を心掛けていても、肥料自体にこのようなものが含まれていては本末転倒です。

「とてもじゃないけど、怖くて使えない」と言われます。

 

井上さんの有機肥料はこのようなものが使われます。

内容は、米ぬか・シルクペレット・魚カス・蟹ガラ・粉末海藻・骨粉・ゴマの絞りカスがつかわれます。

これをこのような大きなミキサーで混合し、ベルトコンベアーで大きな袋に詰めます。

肥料を混ぜる作業は非常に重労働で、手間や設備や保管場所が掛かりますが、この手間を惜しんでいては本当に良い米は作れません。

約20tの肥料を配合するのは本当に重労働です。

 

肥料撒き 2011年3月28日

数日間に渡って配合された、有機肥料を農場に撒きます。

トラックで田んぼへ運び、ユンボで大きな袋に入った肥料を吊り上げ、肥料を撒くユニットを装着したトラクターに肥料を充填します。

トラクターに詰められた肥料は、トラクターで田んぼに満遍なく散布されます。

均等に肥料を行き渡らせるため、慎重かつ効率よく散布するトラクターの運転には長年の経験が必要とされます。

岸焼き 2011年4月2日

田んぼの土手に火をつけて回ります。

冬枯れした草は格好の除草剤??

モクモクと煙を上げて豪快に燃えてますが、万が一のためにちゃんと消火器やバケツを用意してのきちんとした管理下での放火です。

火をつけて回るなんて、危ないって思いますか?

確かに危険を伴うかもしれませんが、ちゃんと風の無い日に行い、消えるまで見張っての岸焼きなんですよ。

岸焼きをする事によって草の芽にダメージを与え、伸びるのを押さえる事が出来るので、草刈機で除草をする作業が省略できるんです。

 

草刈機で刈るとガソリンが沢山要りますが、これを使わないで済むだけでも省エネでecoな工程です。

何しろ広大な農地の草ですので、それは結構なガソリンの節約ですからねぇ。

 

しかし、火をつけて回るのはかなり楽しいです(笑

そして、草刈機で除草する事の何倍も楽です。

この作業が一番好きかも(笑

1回目の苗代 2011年4月6日

本当なら、苗代の記事の前に種まきの工程があるのですが、あいにく写真を撮り忘れてしまいました(汗

 

種まきの工程の公開は第二回目の種まきのときにご報告します。

種籾を水につけて「催芽」という芽出しの準備をして、程よい状態の種籾を機械を使って苗箱に種まきをします。

そのほかに、代掻き・肥料混ぜなどしなくてはいけないことが盛りだくさん。

気の抜けない作業と肉体労働で、いつも元気の塊のような井上さんもここしばらくは、ちょっとお疲れ気味。

それもそのはず、この苗代の出来で今年のお米の良し悪しが決まってくるのですから。

こんなに真剣な表情の井上さんを僕は始めて見たような気がします(笑

 

さて、今日は苗代の作業。

苗代とは田植えをする前に苗を育てる場所に、苗箱を並べる作業のことです。

なんと苗箱の数、3,300枚(ヒョエェェェ

このうず高く積まれた苗箱を田んぼに敷かれた根切りマットの上に手作業で並べていくんです。

最初見たときは気が遠くなりそうでした(笑

これをフォークリフトでキャタピラの付いた台車に乗せて、苗箱を並べるところへ運び、5枚ずつに分けて等間隔に仮置きします。

等間隔に仮置きされた苗箱を、整然と並べる作業です。

井上さんも自ら苗箱を並べます。

苗箱が浮き上がると、芽が生えないので慎重に丁寧に並べていきます。

良い苗ができるよう、気を抜かないように3,300枚の苗箱は並べられていきます。

苗箱が並べられると、次は撒かれた種籾が鳥などに食べられないようにするためと、保温のためにラブシートと言う白い不織布を掛けて、風で飛ばないように端を土に埋めます。

着々と作業は進み、全ての苗代にラブシートが張られると、ようやく井上さんもホット一息。

大仕事のあとに皆で記念撮影。

本当に良い天気で、重労働も楽しい一日になりました。

良い苗が育ちますように!!!

種まき2回目 2011年4月19日

井上吉夫さんの田んぼは、17ヘクタールもあります。田植えをするにも20日間ぐらいかかってしまうんですよ。一度に種まきをしてしまうと、最後のほうの苗は育ちすぎてしまいます。田植え機で扱いにくくなってしまうので、種まきを数回に分けることで時間差をつくります。
稲の種まきは、直接田んぼには蒔かずに苗箱という板状のものに、土を入れて蒔きます。17ヘクタール分の種まきを手作業でやっていたのでは到底無理がありますので、種まき機という機械を使います。種まきの前に、種籾を水につけたり、催芽という工程を済ませておきます。

機械も使う前によく整備して、スムーズに作業が進むようにしないと4000枚もある苗箱に種を蒔くとなると大変です。井上さんは、「段取り9部で仕事が決まる」と言われますが、まさにその通りです。

機械に土を入れたり、種籾を入れたり、種を蒔き終わった苗箱をフォークリフトのパレットに積み上げる作業を、分担して3人掛りで進めます。

苗箱も土も結構重くて、やっぱり重労働です。

僕も手伝ってますが筋トレのジムに行っていると思ってます(笑)

お米を作るのって大変なんだなぁと思います。

今まで知らなかった…

井上さんは本当にタフです。

僕はフラフラになりながらやってますが、笑顔でこの作業を進めます。

機械の名前は「まくDAY」非常にやる気を感じるネーミングは伊達ではありません。1時間に600枚の苗箱に種を蒔きます。お陰で4000枚の種まきも1日で終えることができます。
一年でこの時期にしか使わないこの機械、実際に動いているのは1週間もありません。凄く高い機械ですが、これがないと稲作が始まらないんですよねぇ。

カラスの食害 2011年4月20日

井上さんがお困りの様子。

ひどいっ(涙)

 

カラスの食害にあってしまってます。

ここもっ!

ここにもっ!(悲)

この白いシートの上の土が乗っている部分全部が、カラスに穴を開けられてしまったところです。

大切な苗代をこれ以上荒らされてしまっては死活問題です。

悩みに悩んだ結果、カラス除けをすることにしました。

かわいそうですが、一羽のカラスを吊るしています。

これが功を奏してか、この後今の所カラスが寄ってきていません。

 

苗代2週間目 2011年4月21日

苗代をしてから2週間が過ぎました。
肝心の稲の生長ですが、ちゃんと芽が出て育ってきています。

井上さんは苗代以来、毎日田んぼへ様子を見に行ってました。

今年は例年よりも気温が低いため、苗の成長がちょっと遅いようです。

まだひょろひょろの苗は、赤ちゃんみたい。(って、稲の赤ちゃんそのものか…笑)

無事に大きくなってくれよ~
あと3週間ぐらいで田植えをできるよう、13cmぐらいに育ってくれるのが理想ですが、自然相手のお仕事ですから見守るしかないですね。

普通の農法では幼苗と言う幼い苗で田植えをしますが、井上さんは成苗といってある程度十分育った苗にしてから田植えをします。こうすることで、根付きがよく元気な株に育ち、病気に強い良い稲になるんですよ。

市販の有機肥料 2011年4月24日

食味の研究のために、実験的に市販の有機肥料を一部の田んぼで使います。

これは、井上さんの配合した有機肥料で育てたお米と、一般的な有機肥料を使って育てたお米の比較をするために使われています。

秋の収穫をしたら食べ比べです。

試食のときは、次の年に使う肥料構成を考え、次の米作りを方向付けます。

 

「良い米作りに終わりは無い」

 

お客様に安心して食べていただけるお米をもっと美味しくしたいと、井上さんは情熱的で研究熱心です。

この肥料は有機JAS米として認定されるお米に使われる肥料ですが、市販の有機肥料の原料は、家畜の毛や糞が多く使われています。

前にも書きましたが、家畜の餌には様々な農薬や抗生物質などが使われており、これを果たして安全な肥料と考えて良いのか、僕は疑問に思います。

井上さんが配合した肥料を撒いていたときは、沢山の鳥が群がってきましたが、この肥料を撒いていても1羽も集まってきません。

肥料を鳥に食べられてしまうのも困りものですが(笑)井上さんの配合する肥料は、食べても安全なものしか使ってません。

鳥もよく分かってるようですね。


井上さんの配合した肥料は混ぜるのも撒くのも大変な作業でしたが、市販の肥料を撒くのは、はるかに楽チンです。

効率だけを考える米作りなら市販の有機肥料を使っていたほうが楽で経済的です。

それでも敢えて独自の肥料にこだわるのは生産直売であるが故の、「お客様を大切にしたい」という井上さんの心意気なんですね。

しかし、米作り関連商品のネーミングって、この前の「まくDAY」もそうですが、親父ギャグっぽくないですか?(笑

苗代から3週間、育ってます 2011年4月27日

苗代から3週間経ちました。

カラスにやられたり、気温が低かったりと順風満帆とは行かなかった苗作り。

3週間が経ち、苗はまだ不揃いながらも育ってきています。

心配していたハゲの部分も少なそうです。

 

もう少ししたらラブシートをはがして、全体をチェックできるようになります。

うまく生え揃ってますようにっ!

2回目の苗代 2011年4月30日

先日種を撒いた2500枚の苗箱を苗代に広げます。

心配していた天気も、快晴ではありませんが暑くも無く寒くも無い農作業日和。

 

この日僕は、キャタピラの台車で苗箱を仮置きする作業を体験。

フォーク状の器具で積みあがった苗箱から5枚づつ取り分けて下にいる置き役の人に渡すのですが、傍から見ていると簡単そうに見えたのですが、やってみるとこれまた結構大変でした。

ずれたり、多かったり少なかったりと、なかなか思うように作業は進みません。

リズム良く渡していかないと他の人に迷惑になるので必死です。

 

写真を撮る側に回って井上さんはと見ると、さすがに何事も無いかのようにサクサクと作業をされてます。

時折冗談も飛び交いながら、楽しい現場です。

今日は、三土市のプリンス、水田君も助っ人で参加です。

苗箱を広げる作業を着々としてます。

苗代全体を見渡すと、果てしない作業のように思えるのですが皆でワイワイ喋ったりしながらの作業は、楽しい時間です。

学校が休みの日だったので、井上さんの娘さんも進んでお手伝いです。

黒いジャージの女の子が娘さん。

 

ぎこちないながらも一生懸命がんばってます。

いいですねぇ。

 

親子揃っての農作業。

井上さんはとっても嬉しそうです。

これは、厳しい作業指導ではなく、おそらく娘さんを褒めているシーンだったと思います。

 

井上さんは、「農業は厳しい仕事だけれども、楽しみや喜びも多い仕事。おなじ手伝いなら楽しい思い出にするほうが、この先に農業を嫌がらないで選択できるようになる」といわれます。

ラブシートを張り、作業もラストスパートです。

 

ドロドロになった、アルミラダーを洗ったりと最後まで頑張っている娘さん。

本当にしっかりした中学2年生です。

幸せや豊かさって、こういう事なんだよなぁ。

と思いながら写真を撮っていると、「これで(某アイドル)のDVD買えるわぁ」って、娘さんの声が… _| ̄|○

 

そう言う事だったのかぁ(笑

 

ただ買い与えるのではなく、働いて欲しいものを買うのも教育なんですね。

井上さんは娘さんにも他の人と同じように、ちゃんとバイト代を払ってます。

 

畦つけ 2011年5月4日

田んぼの水が流れ出てしまわないように、田んぼに畦塗りをします。

鍬で畦をつける農家さんもありますが、井上さんの農地は17ヘクタールもあるのでとても追いつきません。

トラクターの後ろにつける、畦つけ機という機械で畦をつけていきます。

畦つけの作業の写真がないので、また後日畦つけの様子はアップします。

 

まず、畦塗りをするところの大きな草を刈っておきます。

こうして大きな草を機械が通る部分からなくしておかないと、大きな草の団子が畦塗した土の中に入ってしまい、そこが脆くなって崩れてしまい水が垂れ流しになってしまいます。

こんな風に草を刈るのですが、全ての田んぼを刈りまわるのは気が遠くなるほど大変です。

 

このあと、畦つけ機で畦塗りをするのですが、きれいに畦付けをするにはやはり熟練したトラクター運転技術と、機械の調整が必要です。

機械だから楽かといえば、上手に使うには結構大変なんだそうです。

綺麗に塗られた畦は田んぼのダムですね。

僕もこんな風にできる日が来ればいいなぁって思います。

苗代から1ヶ月目の苗 2011年5月7日

一回目の苗代から1ヶ月が経ちました。

心配な苗の生長ですが、いい感じで育ってます。

ラブシートを掛けているので、剥がすまでは中を確認する事ができず、正直な所ドキドキです。

 

そして今日は苗も良く育ってきたので、ラブシートを剥がす事にしました。

感動のご対面(笑

 

心配していた苗の禿げ部分も少なく、とてもいい感じの揃い具合です。

豊作の予感。。。

 

今年の苗代は大成功です。

ポット苗箱の中にしっかりと根が回るまで、このまま育て続けます。

田植え予定日まであと二週間、元気に育ってくれよ~

荒剥き 2011年5月8日

田植えまでのカウントダウンは残り少なくなってきました。

苗の成長具合にあわせて、綿密に段取りが考えられます。

苗は小さすぎてもダメ、大きすぎても機械で扱いづらくなるので適期を逃すわけにはいきません。

 

田植えまでにはまだしなくてはいけないことが結構残ってます。

その一つが荒剥きという工程です。

 

これは代掻きをする下地を作るのと、草を土の中に剥き込んで絶やす事が目的となります。

離れた農地までは、トレーラーでトラクターを運びます。

トラクターのタイヤには溝というより、山がハの字型につけられています。

田んぼ以外のところを走ると見る見る減ってしまうそうです。

 

このハの字が田んぼのヌタヌタの泥の中でもグングン進む原動力です。

トラクターのタイヤはハが命(笑

そしてトラクターのタイヤって、すごく高いらしいです。

知ってました?

田んぼに到着。

 

実は、いい満は生まれて初めてトラクターに乗るんです。

機械操作を井上さんに教えてもらい、トラクターで耕運するのですがこれが結構大変です。

運転しながら、色んな疑問で一杯一杯でした。

 

トラクターの速度や耕運の深さを変速ギアなどで調整しながら耕すのですが、わからない事だらけで不安だらけです。

 

何回も電話をしてどうしたらよいのか聞きまくってしまいました(笑

運転席から。

 

トラクターで田んぼを走っていると、陸上なのに水上を走っている様な不思議で新鮮な感覚です。

 

でも、そんな感慨に浸るのもつかの間。

ジワジワと押し寄せるお尻の筋肉の痛みに、しばらくすると気分はまるで修行僧です。

クボタさん、もっと座り心地のよいシートをつけてください(笑

 

一日中トラクターの中で過すと、降りてしばらくするとフラフラします。

トラクター酔いって言うんでしょうかね?

 

田んぼを耕し終わるまでこんな日が続くんです。

機械を使うとは言え、やっぱりお米作りは大変です。

イノシシ対策で山の木切り 2011年5月13日

13日の金曜日です。(2011年5月13日は金曜日です)

…と来れば、チェーンソーでしょう(笑

なんてノリではありませんでしたが、チェーンソーで田んぼの傍の山の木を切り倒します。

農家の仕事にはこんな事も含まれているんですねぇ。

 

大きな木は田んぼに影を作ってしまい、稲の生長に少なからず支障をきたしますし、山裾に薮が鬱蒼としていると、イノシシが隠れやすいせいか頻繁に田んぼを荒らされてしまいます。

農地との間にぽっかりと空いた空間があると、イノシシが恐怖感を抱いてそこから先に出てこないそうです。

野生の動物は、自分の姿が他の目に触れるのを大変恐れます。

 

そうあって欲しい。

ま、結果は後から判ると思うので、今後が楽しみです。

 

井上さんは木の癖を見てどの方向に倒れるのかを予測してチェーンソーで切込みを入れます。

狙い通りの方向に倒れるように切るのって結構難しいそうです。

 

今から木が倒れます。

下の写真のどの木が倒れるでしょう?

連続写真でお楽しみください。

さぁ、倒れますよ。

スローモーションのように木が動き出しました。

大きな木が倒れるショックは、地面を伝わってドッシーンと振動を感じます。

10mほど離れていてもはっきりと感じ取れます。

それだけ木というのは重い物なんだって実感したのですが、この後もっと実感できる作業が待っていました。

 

ユンボで道までワイヤーで吊りながら運び出して、チェーンソーで45cmの長さに切り揃えます。

これを軽トラックの荷台に積み込んで、薪置き場にまで運ぶのですがこの薪の重いこと(笑

切りたての木は、まだ大量に水を蓄えていますから、ある程度の太さの玉切りした木は、重さが20kgほど。

これを何本も何本も持ち上げては積み込んでを繰り返します。

果てしなく続く作業のようでした(笑

何本あるかなんて…

もう数えたくもありません…

この写真の時点で約半分です。

結構な量の薪が確保できました。

山裾のたったこれだけの面積を刈るのに凄い労力が掛かるんです。

薪ストーブの燃料を確保するのって本当に大変な労力ですよ。

僕も井上さんもフラフラになりながら1日を終えました。

この作業は数日続きます。

そして井上さんが、いい満にポツリと一言。

 

「この薪割り、いい満の雨降り仕事にしたらいいよ」

 

嬉しいような悲しいような果てしないような作業が僕に用意されました(笑

ありがとうございます。

がんばって冬までに全部割ります~

畦つけ機 2011年5月15日

田んぼは水の管理が必要ですが、田んぼから水が抜けるような穴が開いていては管理どころではないんです。

田んぼの畦には、冬の間にモグラが穴を空けまくってます。

これを塞ぐために、田んぼに畦塗りという作業が必要になってきます。

畦つけ鍬という鍬を使って畦塗りをされる農家さんも多いですが、さすがに広大な面積の井上さんは機械で畦塗りをします。

トラクターの後ろにつける畦塗り機というアタッチメントをつけて、先日草を刈った所を畦付けして行きます。

これが畦つけ機です。

かっカッコいい。

 

なんだかトランスフォームしそうな見た目です(笑

 

通常、畦付けを手作業でするとなると、トラクターで畦の周辺を耕すように練って水を張り、2回に分けて鍬で土を寄せて塗るそうですが、この機械なら何もしない状態の田んぼでいきなり畦塗りをできてしまうんです。

凄いです。

近くで見るとこんな感じです。

前のほうに回転する爪があり、土を掻いて練り、後方の円錐状の円盤で塗りつけます。

 

GAIAというネーミングが、「仕事ができる機械なんだぜ」って感じです。

機械が通ったあとは、こんなに綺麗な畦ができています。

もちろんこんな風にできるのは、繊細なトラクター操縦技術があってこそのことなんです。

到底僕にはさせてもらえません(笑)

 

見ているとあっという間にダムが完成していきます。

 

ちなみにこの機械、120万円するそうですが、この機械も1年でこの時期しか使いません。

農業の機械って汎用性があまりになくて、家で食べる分のお米にこんなのを導入してたら、普通にお米を買って食べていたほうがずっと安上がりですね。

2回目の苗代の育ち具合 2011年5月19日

4月30日に並べた苗代のラブシートをめくる日です。

開けて中を確認するまではどうなっているのかわからないので、やっぱり今回もドキドキです。

 

比較的に天気が良くて気温が高くなったお陰で、すくすくと苗は育ってました。

最初の苗代に追いついてしまいそうな勢いです。

シートをめくって中を確認する井上さんは真剣そのもの。

 

こっちの苗も出来がいい様子です。

良く揃ってます。

 

ホット一安心。

ポット苗はこのように一つ一つ苗が分かれていて、一つのポットに3~5本の苗が生えています。

普通の苗と違い、伸びた根はポットの中で巻くようにして収まっています。

田植え機で植える際に、根の損傷が少なく、植えたあとにこの巻いた根が開放されて広がり、とても根つきがいいのだそうです。

普通の苗箱の苗よりも密集しておらず、のびのび育ってます。

この状態で田植え1週間前ぐらいです。

成苗といわれ、しっかり育った苗は病気にも強く、農薬を減らす農法の井上さんのような稲作にはもってこいの苗なんです。

 

苗がいい状態のときに田植えができるように、田植えの準備も大詰めです。

代かき 2011年5月20日

田植えまでの準備の最終工程、代かきです。

荒すきしたトロトロにした泥の田んぼを更に泥を細かく砕き、しっとりとした泥にし平坦に均しつつ、田んぼに均等に水を行き渡らせるのと、田植え機できちんと田植えができるように高低差を無くす作業です。

トラクターのタイヤの轍がなくなるように、田んぼを耕します。

天気も良く、絶好の農作業日和です。

 

井上さんは、早朝から水の調整に走り回って田んぼの水の量を的確に調整して、準備します。

多すぎても少なすぎてもいい代かきはできません。

これが代かきローターというトラクターのアタッチメントです。

もちろんこの機械も、1年でこのときだけ使う機械なんです。

重要な工程なため、もちろん僕のような新入りはさせてはもらえません。

その間、僕は草刈り機を手にあちこちの田んぼの草刈りに駆け回ります。

春先からの草刈り筋トレのお陰で、すっかり体が絞られてしまい、僕の体脂肪率は9%になりました。

浅黒マッチョのいい満の出来上がりです(笑

数年ぶりに腹筋がはっきりと確認できるようになりました。

 

そんな事はさておき、代かきした田んぼはこんな風になります。

このあと1週間田んぼを寝かせて泥を落ち着かせたら、いよいよ田植えの始まりです。

田植え 2011年5月23日

代かきした田んぼも落ち着いて、いよいよ田植えの開始です。

今年は気温が低い日が続いたせいか、苗の生長が遅く予定よりもかなり遅れての田植えになってしまいました。

 

でも、苗はとてもよい状態に成長し、カラスにつつかれた所意外はとてもよく生え揃っています。

 

ちなみにカラスにつつかれてしまった所は、こんな風になってしまっていました。

こうなってしまった苗箱は使えません。

くっそ~、カラスの奴め(涙

 

苗代の苗箱を引き剥がし、苗挟みという器具に取り付けて軽トラに積み込んで田んぼで待つ田植え機のところまで運びます。

 

下の写真の左側が苗挟みで、右側は苗挟みに苗箱を取り付けたところです。

この状態にしたものを軽トラックに二段積みします。

言うまでもなく、ハードな農作業筋トレ状態です。

軽トラックに1回積み込むだけで、すでに汗だくです(笑

この量で大体田んぼ1枚分。

積み込んだらすぐに田植え機のもとへ走ります。

田植え機が休んでいる暇がないように、タイミングよく苗を届けなくてはなりません。

田植え初日はあいにくの雨。

苗のためには苗が乾いて弱る事のないこんな天気のほうが良いそうです。

でも、やっぱり晴れた日のほうがいいなぁ。

田植え機に苗を積み込んだら田植えの開始。

できるだけまっすぐに苗を植えます。

田植えが終わるまで数週間かかります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

田植え以降の記事は、こちらにアップしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。